インフル流行気配 年明け以降168人感染

 宗谷管内で3年ぶりにインフルエンザ感染者が発生している今シーズンは、感染者こそ少なくないものの、卒業式など人が集まる季節を迎えることから、稚内保健所は感染対策を求めている。
 全道的にはインフルエンザ感染者が増え、名寄、旭川などでは注意報を出している地域もある。宗谷では昨年、一昨年と管内ではインフルエンザの感染報告はなかったものの、今年は年明けから2月19日までに168人が感染している。先に子どもが感染し、親も感染するケースが目立っている。
 稚内保健所の成澤健康推進課長にると、コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されたものの、思ったほど広がりを見せていないとし、例年であれば入学式シーズンまで流行する恐れがあることから「これからはマスク着用の判断は個人に委ねられることになりますが、感染対策としてはコロナ対策と一緒なので手洗いなど対策が必要になるでしょう」と話していた。

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