稚高定時制の青山、金村さんら4人が刻苦勉励し3年で卒業

3修制で卒業した金村さん(左)と青山さん

 1日夕方に行われた稚高定時制卒業式で、青山颯来さん(18)と金村颯太さん(18)ら4人が3年生で卒業した。青山、金村さんは「通信教育でのレポート課題など大変な事も多かったですが3年で卒業できたことは嬉しい」と喜びを語った。
 1時間目は午後5時25分から始まり、午後9時まで4時間の授業がある定時制は通常4年間学んで卒業するが、3年間で卒業を目指す3修制は、札幌の有朋高通信教育で必要な単位を取得しなければならずハードルは高い。
 東中出身で昼間は介護施設でアルバイトし夜は学校に通い、休日などに通信教育で単位を取得してきた青山君は「通信教育の課題が本当に大変でしたが、目標にしていた3年間で卒業できて良かったです4月からアルバイトしている施設に就職することが決まり頑張りたい」。
 増幌小中出身の金村君は人と接する部分が苦手で定時制を選んだが「学校に入って同級生たちと上手くやれるのか心配で大変な部分もありましたが、話したりすのが少しだけできるようになりました」と学校生活を振り返り、4月からは育英館大学に進学し「将来は未だ決めていませんが、大学で学ぶ数学やコンピューターを活かせる仕事をしたい」と話していた。
 1年生後半から3修制で卒業することを目標にしていた2人は学校は1日も休まず皆勤賞を受賞した。3年間の思い出については昨年11月に京都や大阪への見学旅行で「大阪の水族館や京都の清水寺に行ったのが楽しかった」と笑顔を見せた。
 2人の卒業に中島淳夫教頭は「3年間で卒業となると大変なことは多くなりますが、自ら選んだ道で努力し頑張った生徒たちです」と称賛していた。
 定時制では他に2人が3修制で卒業した。

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