和服でもてなし実行委 旧瀬戸邸で上巳の節句催し、市民が伝統文化に触れる

旧瀬戸邸であった上巳の節句お茶会

 稚内和服でおもてなし実行委員会による上巳の節句(桃の節句)お茶会が26日、旧瀬戸邸であり、市民が日本の風習などを学びお茶を楽しんだ。
 旧瀬戸邸の歴史を学び日本の伝統文化を楽しむ機会にと開いたもので、コロナ感染防止のため密にならないよう午前と午後の2回に分け14人が参加した。
 代表の竹内ひとみさんから古代中国の川で身を清めて邪気を払う行事として始まった上巳の節句は、日本に伝わってから豊作を願う農耕儀礼や平安時代に貴族の人形遊びなど時代に合わせ今の桃の節句のひな祭りになったことなどを教わったあと、参加者は茶室で宗偏流正伝庵の長谷川宗敏先生らが点てたお茶を飲むなどし日本文化に触れた。
 「ひな祭りの由来や歴史が分かって勉強になりました」などとの参加者からの感想に、竹内さんは「日本の伝統的な行事は、時代の流れによって変わっていくこともありますが、大切にしなければならない事を節句の催しで伝えていきたい。次は5月GW明けにサクラが咲く時期に合わせ節句のイベントを開きたい」と話していた。

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