時の話題 「嫌気差す社会」

 本日の小欄は2稿目である。1稿目は例のごとく取るに足らない筆者の思うことを羅列しただけで途中で嫌になりボツにした。
 政府は3月13日からマスク着用を屋内・屋外問わず個人の判断に委ねる方針を示した。と言えど混み合う場所とか病院に行く際はノーマスクとはならず、良識の範囲で着用・着脱の判断をしなければならない。
 大人(子どものような大人はいるが)はそれなりの判断をするだろうが、問題は子ども達だ。幼稚園・保育所~小中高と広範囲になり、園長とか校長、そして親御さんが判断する訳だから混乱するのは必至の状況だ。
 稚内など雪国のマスクは寒さを緩和する一方、メガネが曇るなど弊害があるもコロナに感染しない手段としてマスク着用は絶対的だった。その時勢に変化が生じるのが確実なマスクの個人任せの政府判断は少々性急すぎる嫌いはあるものの、今後の収束に向けては回避できない段階を踏む手順になるのか。
 この3年、コロナウイルスに我々は苦しめられてきた。身内や知人が入院しても見舞いにも行けず、何よりもかによりも飲食や旅行に行けず、なかんずく商売や会社が左前になり途方に暮れ路頭に迷ってしまった人々があまた居たであろう。
 ロシアのウクライナ侵攻から1年になろうとしている中、昨年の参院選で安倍前総理が凶弾に倒れ、最近では死者が4万人以上になろうかというトルコ・シリア大地震が起きるなど相次ぐ凶事に対し我々はどう対処していかなければならないのか。不条理も続くと嫌気が差してくる。

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