時の話題 「解除、慎重に」
14日午後4時時点での全国の新型コロナウイルス感染者新規感染者は3万1703人。そのうち東京は2232人、北海道は1090人であった。実に減ったものだ。
昨年10月上旬からぶり返した第8波の一日最多感染者数は今年初頭1月6日の24万7千人ほどだったので87%も減ったことになり、北海道も11月22日の1万1394人だったので90・4%も減った。
この3年間のコロナ禍で全国最多は第7波の8月19日の26万1004人だった。
収束感が顕著になる中、社会経済活動はコロナ禍前の状況に軸足を移し本格化しているが何せ概ね勤勉で真面目な日本人なのでマスク着用は続けられているも、政府は今月10日マスク着用に関し3月13日以降は個人の判断で対処してもらいたいとの方針を示した。
その前には感染症上の分類の2類→5類への移行を決めGW明けの5月8日から実施することにしている。
この決定の賛否は年齢によってかなりの差が出るだろう。20代など若い人は恐らく賛成派で占められるだろうが高齢者には受け入れ難い人が多かろう。
ただ都会の通勤ラッシュ時の電車やバス、医療機関での受診や訪問にはマスクは効果的だとし、学校では卒業式は着用せず出席すること、入学式など4月以降はマスク着用を求めないことを基本とする旨の決定を下したが、学校や市町村教委などの対応は分かれるであろう。
確かに収束に向かっているとはいえ前のめりな解放感は慎まなければならない。良識を有し徐々に進めるのが宜しかろう。