時の話題 「SNSに潜む危険」

 大手チェーンの回転寿司店で迷惑行為による動画をSNSに投稿した問題。食品を使った悪ふざけ動画がSNSで拡散し、標的となった店は大迷惑を被って時価総額が一時、170億円も下落した。
 今は誰もが持つスマホで動画、写真などをTik Tok、インスタグラム、フェイスブックなどSNSに投稿するだけで世界中に拡散してしまう情報のスピードの速さの凄さを改めて感じた。回転寿司店への投稿は若者が悪ふざけで備えつけの醤油の差し口や未使用の湯呑みを舐めまわして元の位置に戻したり、回転レーン上の寿司に、指につけた唾液を何度も擦りつける様子が映っていた。
 店側としてはお客との信頼関係を損なう重大な事案であると受け止め、刑事・民事の両面から厳正に対処するとし、法的措置も視野に入れ、損害賠償を求めるとしている。
 店へのイメージダウンなどで株価の下落を考えれば巨額な賠償請求があり得ることだが、未成年の若者には支払える額ではなく、経済力に関係なく親にも責任が生じてくる。
 自身が高校生など学生時代は今のスマホのような高性能ものはなく、ポケベルや携帯より先行して若者に流行ったPHSを使っていた。ネット環境も優れたものではなく、当然SNSは存在しなかった。
 SNSはネットを通じて簡単に世界の人たちと繋がるサービスだが、使い方次第では良い面ばかりでなく悪い側面も出てくる。情報を収集するためSNSを活用すること多いが、使い方によっては諸刃の剣になること肝に銘じている。

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