北門神社社務所で127年前の雛人形を8年ぶりに一般公開

8年ぶりに一般公開している雛人形

 北門神社の社務所に明治29年に作られたという雛人形が飾られ、貴重な明治時代のものを見に市民らが訪れている。
 この人形は、山本泰照宮司の祖母の故トキさんが東京で購入し山本家に代々伝わるもので、製作されてから127年が経ち人形が痛みやすくなることから毎年飾ることが難しく、2015年以来8年ぶりに一般に公開されている。
 山本家で大切に保管されていることもあって古さを感じさせない5段飾りで、明治時代に作られた特徴として、今の人形より細身だったり現在のものでは太鼓や笛など持つ五人囃子は雅楽器を手にし、調度品は全て漆器で出来たものとなっている。
 北門神社は今年、御鎮座127年目となり偶然にも人形は同じ年月を重ねており、山本宮司(69)は「古いだけに毎年飾れる訳ではなく、今後は長く保存して行くことを考え5年に一回、公開展示していこうと思っています。現代のものとの違いを感じてほしい」と話していた。
 3月3日まで飾られている。

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