道議選稚内市 建部氏が出馬表明、16年ぶりに選挙戦に

市部道議選に出馬表明した建部氏

 7日午後、市内在住の建部奈津子氏(49)が会見し、4月の稚内市部道議選に立憲民主党公認で立候補することを表明した。「酪農など基幹産業の深刻な問題解決、物価や電気代高騰による対策など進め閉塞感のある稚内を本来の姿に取り戻したい」などと決意を述べた。
 建部氏は釧路市出身、歯科衛生士や2015年からはシベリア抑留体験を語る会札幌の会長を務めており、それらの活動をするうち政治に関心を持ち、立憲民主党からの要請もあり出馬を決めました。夫が稚内で仕事をしていることから昨年秋、札幌市から稚内に転居して来た。
 肥料高騰や雄子牛の価格暴落など酪農家を早急に救済しなければならないとし、物価高や電気代高騰により住民の生活は限界を迎えているとし「人口5万人以下の自治体で取り組まれている給食費無料化を稚内でも取り入れることで家庭の負担が減る」とした。
 医師不足の解消、介護離職率の高さからシニア世代の雇用促進、子供の貧困解消、人口減に歯止めをかけるため若者への支援拡充、旭川児童相談所稚内分室の昇格などに取り組みたいとし「女性リーダーを増やし女性目線の政策を増やしていきたい」と話していた。
 会見冒頭、稚内で16年ぶりとなる道議選について「今までなぜ選挙がなかったのか疑問視しております。一部の人だけが利益を得る政治は問題がある。選挙を通し国民の声を政治に反映するのが如何に大切か、その意義を再確認したい」とも話していた。
 事務所開きは26日を予定している。
 道議選稚内市には、自民党現職の吉田正人氏(62)が6選めざし昨年10月、立候補表明している。

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