稚内港湾施設 曳船で結氷厚い第1副港の水路を確保

氷割りする曳船「港運丸」(手前)と「光」

 港の半分以上が結氷した第1副港で6日午前、稚内港湾施設が曳船を使って港内の氷割り作業を行った。
 強い寒気が南下している影響で、稚内地方は1月後半から平均気温が氷点下8度前後の寒い日が続き、結氷域が日に日に拡大していた第1副港内は、20㌢ほどの厚い氷が広がっていた。
 船体整備を終え上架場から下ろし近くの岸壁に移動しようとした稚内開建の港湾業務艇「りんどう」だが、厚い氷が妨げとなって上架場から下ろすことができず、稚内港湾施設が稚内港運の曳船「港運丸」と稚内市の「光」の2隻を使って港内の氷割りをし船の進路を確保した。
 何度も港内を行き来し氷割りをする作業を見守っていた港湾施設の作業員は「この氷で海に下ろすと船体が傷ついてしまう。結氷は毎年のことだが、先週から一気に氷が厚くなった」と話していた。

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