先週のことども

 先週もよく雪が降った。稚内では珍しく夜中にしんしんと雪が降り朝起きると吃驚という日もあった。4日は二十四節気の「立春」で暦の上では春のとば口に入った訳だが、実際はというと未だ々々先のことになる。
 それでも4日の陽射しは眩しく春を感じさせた。暦上と現実のギャップを行き来しながら春はやって来るのだろう。
 稚内市が今年度補正予算で額面5000円に1500円上乗せするプレミアム商品券を市民に発行する。2セット1万円分まで購入できるので上乗せ分は30%の3000円になる。
 有難いことだが、それとて購入するには現金が必要なので、持つ者・持たざる者との格差が生じてしまう。市長の意向は市民万遍なくサービスできる施策をお考えだったようだが、落し所としては良いところか。
 それと常任委員会で遣り取りがあった酪農家の窮状対策として経産牛1頭につき2800円給付することは基幹産業を守るという市としての意思が明確に示され評価されよう。
 惜しみ無くばJR抜海駅存続への助成の永続性など、より地域住民に寄り添った施策を新年度補正予算案(当初予算案は骨格となるため)に盛り込んで戴きたいものである。
 4年に一度の市長選(投票4月23日)があるのである意味、中途半端な予算付けとなるが、誰が市長になろうとも「稚内を良くして行こう」とする目標は変わるものでない。善処求めたい。
 春に向う嬉しさに糠喜びすることなく足元を見詰め地に足付いた施策を願っている。

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