わっかない観光活性化促進協議会 今年も大沼にサウナなどの非日常体験施設を設置し実証実験

ロシア式サウナを体験する外国人男性ら3人組

 わっかない観光活性化促進協議会が大沼湖畔でテントサウナなど景観を活かした冬の体験型事業「大沼バーニャ(ロシア語でサウナの意味)ビレッジ」の実証実験が4日から始まった。
 アフターコロナを見据えた冬期観光誘致策の一環として、大沼湖畔にテントサウナとドームテントでくつろぐことが出来る稚内ならではの厳冬期や雄大なロケーションを楽しんで貰おうという事業。
 2025年の事業化を目指し昨年から実証実験を行っており、昨年は関係者による体験や稚内の気象条件下での設備の耐久性などテストを行った結果、強風など稚内の厳しい気象でも耐えうることが分かった。
 今年はロシア式テントサウナ(定員6人)2基と、ハンモックなど備えた4人用と6人用のドームテント2基設置。4〜12日までの9日間、1日あたり最大6組を受け入れし、観光客や市民など幅広い人たちに体験してもらい、アンケート調査を行うことで課題などの情報を分析し今後に活かす。
 好天に恵まれた4日午前中、参加した男性5人がサウナで汗を流し、熱くなった体を氷点下8度の外気で冷やし、ドームテントでくつろぐなど非日常的な体験を楽しんでいた。
 協議会から事業委託を受け運営しているSEAS(シーモア運営会社)の木村亘代表によると、稚内産の白樺の枝葉を束ねた香り豊かなビヒタを用意するなど新要素を盛り込んでいるとし「大沼のロケーションと共に体験を楽しんでもらいたい」と話していた。
 中場直見実行委員長は「稚内での滞在時間を増やしてもらうためにも事業化に向け実証実験して行きたい」と話していた。
 12日まで、アンケートの協力を含め体験する人を募っており、予約は大沼バードハウス☎㉖2965で受け付け。参加は無料だが、水着を持参すること。

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