稚内地方 今冬一番の大雪降り重機入らぬ市道枝道も

歩道の雪を飛ばすロータリー車

中央4市道の重機の入っていない光景

 冬型の気圧配置が続く稚内地方で31日未明からまとまった雪が降り、朝までに30㌢近く積もり今シーズン一番の大雪となった。
 稚内地方気象台によると、午前7時までの24時間で開運29㌢、声問23㌢、沼川17㌢を観測。開運では午前4時から1時間で7㌢降り、積雪量は前日の2倍の41㌢(平年値46㌢)に達し、今冬初めて40㌢を超えた。
 31日午前、住宅街では住民が大雪の後始末に追われ、宝来地区で除雪をしていた男性は「朝起きて雪の量にびっくりした。除雪が入らず道幅が狭い」など話し、この大雪で道幅が狭くなっているのに朝、市の除雪車が出動せず、市役所には午前9時までに除雪に関する問い合わせや苦情が30件以上寄せられた。
 市は幹線道路には出動したものの今回の雪は未明から朝にかけ局地的に降り、それから一斉除雪をすると朝の通勤時間帯の交通に支障が出ることから見合わせたとし、交通量の多い場所や通行に支障が出る所は部分除雪で対応した。一斉除雪は2月1日に実施する。

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