先週のことども

 土曜夜、稚内青年会議所(稚内JC)とシニアクラブ合同の新年交流会に来賓として招かれ出席した。会場になったサフィールホテル稚内には富良野などからのJC会員が数多く訪れ、優に100人超える出席者で会場は埋まった。
 コロナ禍でこの2年間中止され3年ぶりとなった交流会にはJC(40歳まで)を退会しシニア会員もほぼ勢揃いし、JCから市長となった横田耕一前市長はじめ錚々たるメンバーが旧交を暖めた。
 昨年に続き今年も理事長を務める小寺亘理事長(38)=コテラ塗装代表=が「オールウェイズ チャレンジング」(常に挑戦)のスローガンの下、稚内に夢と未来が描けるような活動をして行きたいと意気込みを示し、現下の雪まつり会場造りなど事業を展開していくことを約束したが、挨拶の中で会員問題に触れ出席者に協力を呼びかけた。
 稚内JC約70年の歴史で今年の会員は史上最少の18人にまで減ってしまった。筆者の記憶ではピークで90人近くいた筈なので5分の1まで減少したことになるわけで、雪まつりの会場造りも大変なことだろう。シニアクラブの40代など比較的若い年代の人達も協力しているという話を聞き及ぶが、いずれにしても何の事業をやるにしても会員問題が事業遂行上の支障になっているようである。
 JCの会員問題は稚内というマチの衰退に大きく関与し、更には少子化という人口減少の根源にも係わる。
 次代を担う若者の代表格である稚内JCの灯を消すことなく官庁含め民間各社の協力が欠かせない。

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