利尻山登山者数がコロナ感染拡大前に回復 昨年6月~10月で8403人

 環境省稚内自然保護官事務所は、昨年夏の利尻山(1721㍍)の登山者数を集計。8000人以上が登り、新型コロナ感染拡大前の水準に回復した。
 利尻山登山者数の経年変化を把握し、適正な利用に資するためとして、環境省では2005年から毎年、鴛泊と沓形の登山口に赤外線センサーを設置して登山利用者を調べている。
 昨年6月1日~10月17日まで調査した結果、利尻山を訪れた登山者は8403人と前年と比べ2320人増加した。登山道別だと初心者や中級者向けの鴛泊コースは7967人(前年対比2254人増)、上級者向けの沓形コースは436人(同66人増)だった。
 コロナ感染拡大前の2016年(7909人)と比べても500人近く上回っている。担当者は「行動制限が緩和されたことで、利尻に訪れる人が増え登山者数が回復した」とし、島の環境を守るため「貴重な高山植物を守り、今後も安全に登山ができるよう環境保全に努めていきたい」としている。

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