中田、山田会頭ら 石塚道開発局長に対し縦貫・横断道を要望

石塚局長を中央に中田、山田両会頭

 稚内と根室の商工会議所と観光協会長らが26日、北海道開発局を訪れ、稚内出身の石塚宗司局長に過日(1月11日)根室で開催した「最東端(根室)・最北端(稚内)持続可能なまちづくりサミット」の報告を兼ね、現在策定中の第9期北海道総合開発計画に北海道縦貫・横断道路延伸による交通ネットワークの早期実現を図るよう要望した。
 稚内からは中田会頭中場観光協会長、佐々木商工会議所青年部会長、杉川シーニックバイウェイルート運営代表者会議事務局長、根室から山田康志商工会議所会頭が出席。
 中田、山田両会頭は「現在の緊張する国際情勢にあって地政学的リスクを有する最東端の根室と最北端の稚内の地域振興に欠かせない社会資本整備、特に北海道縦貫・横断道路の全線開通は日本全体の課題解決と活力創出に大きく貢献するとサミットで確認したところであり、北海道を〝十字〟で支える縦貫道と横断道は北海道開発の肝となり、その整備は両地域にとって一丁目一番地の重要課題であります」と述べた。
 これに対し石塚局長は「稚内と根室が一堂に会し課題を共有し在るべき姿を検討されたことは極めて画期的で新しい取り組み」とし、「北海道は日本をけん引する高いポテンシャル(可能性)を有し、生産空間としての地域の稼ぐ力は持続的に確保されるべきであり、そのためにはデジタルとリアルのハイブリッド形式での推進が必要になる。道路ネットワークは益々重要になり国境にある稚内と根室の人々が定住し続けるという意味合いにとっても枢要なことだと考えている」との所見を述べた。

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