稚内市長選 工藤氏が4選向け出馬表明の記者会見開く
工藤市長(73)が21日、サフィールホテル稚内で記者会見し、4月の市長選に向けて「 全世代の市民が安心できる街づくりに向け、確かな姿を次の4年間で示したい 」などと4期目を目指し立候補することを表明した。
会見の冒頭、風無後援会会長が「新型コロナウイルスの影響で3年前から世の中が大変な状況になり、ロシアによるウクライナの侵攻で大変な状況にある中、3期12年の重責を担った工藤さんが一番最適であり、市政は安定性と継続性が大事で4選出馬を要請しました」などと挨拶したあと、工藤市長は4期目に向けては年齢的な問題などで悩んできたことを明かし「 これまで12年間の経験をしっかりと活かしながら私自身や市民の皆さんが求めてきた他に誇れる故郷・稚内、何よりもこの街に暮らす全世代の市民が安心できる街づくりに向けて、確かな姿を次の4年間で皆さんに示し、次の世代に繋げていくことが私の責任です」などと決意表明した。
4期目に向けた具体的な政策に関し「然るべき時期に示したい」とした市長は、この12年間は子育て世代に向けて力を入れた対策、人口減少を食い止めるために様々な対策をしてきたとしたが、医療問題に関しては「前回の公約で特別養護老人ホームの待機者ゼロはコロナの影響で具体的な成果を上げられませんでしたが、訪問看護や病院のハードの部分などしっかり考え、全世代が安心しこの4年後に〝この街で住んでよかった〟と思えるような市政に取り組んでいきたい」と話した。
3期目で取り組んできた公約については「国レベルでやらなけれいけない少子化対策にあって本市として高校生までの医療費無料化や給食費の半減などは何処のマチより先に取り組んできたという自負がある」などとも述べていた。