中澤さんが稚内幼保園児の成長願い訪問し伝統の獅子舞披露

獅子舞に迫られ泣く園児たち

 中澤和一さん(75)が19日、稚内幼稚園もぐもぐ保育園を訪問し、故郷の気仙沼伝統の虎舞(獅子舞)の演舞などし、園児たちの健やかな成長を願った。
 中澤さんは、50年前から岩手県大船渡市を中心に伝わる虎舞を北門神社例大祭、町内会の催しがある度に披露しており、禅徳寺の檀家であることを縁に、20年前から隣接する稚内幼保の始業式に合わせ、獅子舞の演舞や和太鼓演奏など披露している。
 コロナ禍で昨年は中止され、2年ぶりに行われた。
 19日、始業式を終えた園児89人を前に、法被姿で登場した中澤さんの和太鼓演奏に合わせ、先生たちの獅子舞が入場。その姿を見て大声で泣き出す園児もいたが、勇気を振り絞り1年間、幸せに過ごせるよう願い獅子舞に頭を噛まれていた。
 中澤さんは「子どもたちの健やかな成長を願っています。子どもたちと接することで自分も成長できると思っているので今後も続けていきたい」と話していた。

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