武部衆議院議員来社し当選から10年の思い披瀝 宗谷線存続、再生エネに尽力
19日午前中、武部衆議(52)が稚内プレス社を訪れ、代議士として初当選し10年目を迎えた思いなど語った。
自民党農林部会長という要職にあることもあって前日の18日、札幌・東京間を2往復し札幌(丘珠)・稚内も天候調整の末、到着し関係する2団体の新年会に出席した割には疲れを見せない武部衆議は「あっという間の10年でした。いち早く父(勤さん)からのバトンタッチに対処して戴いた宗谷(稚内)の皆さんは政治家武部新の生みの親です」とし「育てて戴いた」とも述べていた。
コロナ禍前、順調だった経済だが、ロシアのウクライナ侵攻もあり物価が高騰してしまい、人口減少という課題もあると指摘する中、「サハリンとの交流・交易を大事にしていた稚内にとってウクライナ侵攻は心苦しい事だったでしょう」と思いやる。
そうこうありコロナ禍3年間は政治家として考えさせられた事も多かったとした。
ウクライナ戦争もあり食糧の安全保障が問題として浮上しており「北海道の食糧基地としての役割は大きく宗谷も然りだ」と述べる中、中国の攻勢が激しく「食糧や農作物の輸入で買い負ける事態も生じている」と危惧する。
稚内に関しては▽JR宗谷線の存続▽再生可能エネルギーのバージョンアップの二題が喫緊の課題になり、その実現のため尽力したいと話していた。