時の話題 「冬型事故に注意」
一昨日、小社の新聞配送車が事故を起こした。ツルツル路面の坂道でスリップしガードレールに衝突するという単独事故だった。幸い巻き添えにする歩行者もなく運転者もケガ無かった。
3日前までの暖気から氷点下に冷えたことから稚内一帯がスケートリンクのようになってしまい起こした典型的な冬型事故で、若い社員の運転未熟も相俟って起こるべくして起きたものだ。
夏は兎も角、冬期の運転は雪道とアイスバーンに慣れなければならず熟練が必要だ。
人を巻き込まずにホッとしているところだが、学校の3学期が始まったことで登下校時の、とりわけ小学低学年の飛び出しなど懸念されドライバーは最悪の事態を想定した運転が求められよう。
交通安全運動が季別に展開されているが、北海道の場合、12月に加え2月初頭での運動も必要ではないのか。パトカーの警らが増え街頭啓発が行われれば自然と安全運転しなければならないという意識が働き良い効果が出るのではないか。道警には善処を求めたい。
最近は殺人など物騒な事件が多いが、交通事故だけはハンドル握るドライバーにとって「明日は我が身」である。だけに慎重にスピードを出さない運転が求められるのは言うまでもない。
それとブリザードの時の対処である。危険なほどの猛吹雪が朝方だったなら出勤するのを止め、仕事途中であるなら無理して走行しようとするのでなく吹雪きが収まるまで待避するのも肝要だ。
命あっての物種で焦ることなく白魔が通り過ぎるのを待たねば。