こまどりスキー場 雪融けで安全担保されず再開メド立たず閉鎖
季節はずれの暖気の影響で雪融けが進んだことから13日、こまどりスキー場の運営が困難になり閉鎖された。
今冬は雪が少ないながら積雪が15㌢前後あり先週末の7日にオープンしたばかりのこまどりスキー場だが、12、13日と気温が上がり3月下旬~4月中旬並みの暖かさになったことでコースの雪融けが進み、一部の場所ではブッシュが露出。13日朝早くコースをパトロールした結果、安全が確保されていないとして閉鎖を決めた。
過去に雪不足で2月中旬に閉鎖になったことはあるが、積雪が多い1月に一時休止したのは初めてのこと。スキー場を管理する稚内振興公社の職員は「スキー場内の積雪は9㌢ぐらいしかなく圧雪車もコースに入れない状況。雪を搬入したくても駐車場内の雪もなく、再開するには雪が降るのを待つしかない」と話していた。
宗谷岬は1月最高の5.3度 4月中旬並みの暖かさに
南からの暖気の影響で13日の稚内は更に気温が上がり、宗谷岬で午前11時過ぎプラス5・3度を観測。1月の気温としては観測史上最高となった。
稚内地方気象台によると、13日は各地で平年より8~9度高く、管内全ての13地点で今年の最高気温を更新。開運は午前11時過ぎプラス6・4度まで上がり、4月中旬並みの暖かさとなった。
14日以降は寒気が入り、最低気温氷点下6度、15日は氷点下11度と厳しい寒さが予想され、春のような暖かさから一転し冬の寒さに戻り路面凍結などに注意を呼びかけている。