時の話題 「事なかれ主義」
今回は何を書こうかと刹那思っていたところ、朝、トイレで見た毎日新聞にあった「事なかれ主義」という言葉に目が留まった。
事なかれ主義。広辞苑によると、ひたすら何事も起こらず無事ばかりを望む消極的なやり方とある。毎日新聞には元建設相の亀井静香氏の「危機感があるか。穏やかだけれど事なかれ主義だ。いい人ではだめだ」という発言を載せていた。
岸田文雄氏は昭和32年(1957年)7月29日広島県に生まれ現在65歳。外務大臣を長年務め一昨年10月の自民党総裁選ののち第100代総理大臣を射止めたのだった。自民党の国会議員は世襲が多く彼も4代続く政治家一家だ。
総裁選立候補に当たって二階自民党幹事長を切る宣言をしたところまでは、やる気を感じさせるも首相就任以降は「聞く耳」を吹聴するアドバルーンを上げるのはいいが、財源の裏付け希薄などあり頓挫しようとする懸案事項が多過ぎるようである。
コロナという災禍にある中、政治家の力量を推し量るのは難しいところがあるが、少なくとも大した事でないことも原稿を棒読みする鈴木道知事のようなトップは、個人的な好き嫌いから申せば「大丈夫かいな」との思いが募りトップとして適任者にあるかと言えば疑いたくなる。
その点、稚内市長の工藤氏が原稿を棒読みするのはほとんどなく自分の言葉で語ろうとする。しかし副市長含め37年間、公務員を務め、ある意味、事なかれとも言えよう姿勢に反感持つ市民はいる。
今後の市政での是正求めたい。