時の話題 「若者の君達へ」

 成人と言っても18歳から選挙権が付与されるなど「20歳が成人」という原則が崩れ、稚内市などの式典は「20歳の集い」に衣替えした。衣替えとの表現どおり以前からの式典とそれほど中味が変わるものでなく、言ってみれば一端の大人の仲間入りをしたわけだ。
 この頃の年代はコロナという災禍に見舞われ式を開催できなかった年もあるなど人生にある意味陰影ができてしまった。
 親の庇護にあろうが子どもであろうと自我が目覚める年頃になれば他人ばかりでなく家族の間でも軋轢が生じ陰影が出来るもので、大人への門出を祝うものでなく平坦でなかろう人生のスタート台に立ったということになろうか。
 という訳で筆者からは「成人おめでとう」などと陳腐な言葉を贈るものでなく敢えて申せば「茨の道へようこそ」と言った所か。
 自らの20歳の頃を振り返ると、東京に住み学生時代を謳歌していた。と言えど勉学に励むのでなく麻雀にずっぽりはまった時代を過ごし遊ぶ金欲しさにアルバイトするという自堕落な毎日を送っていた。おカネは無かったが全国各地から上京した友人・知人との交友は好奇心を刺激した。
 そういう人生を歩んだこともあり基本的に筆者は若者に対し、真面目に生きなければならないということより「人生は一回しかないのだから何でもやればいい」と薦める。
 若い君達にはこの先色々な難関が待ち構えていることだろう。負けないと気張ることなく一つ々々クリアし、何事にも柔軟に対処できる人物になるよう祈っている。

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