海保職員 速度違反で有罪確定した後、申告せず9ヵ月間も勤務 

 稚内海保は27日午後、道路交通法違反(速度超過)で有罪判決が確定し失職しなければならない巡視船もとうらの男性航海士補(22)が、有罪判決が下されたことを申告せずに約9カ月間勤務を続けていた不祥事を発表した。
 海保によると、男性航海士補は昨年6月14日、稚内市内の国道で法定速度を81㌔超過する141㌔で走行。旭川地裁稚内支部で懲役4年、執行猶予2年の判決を受け、今年3月31日に刑が確定した。
 国家公務員法には禁錮刑以上の刑が確定した場合、失職すると定められているが、航海士補は有罪を職場に報告せず勤務していた。今月23日に旭川地検から指摘があり、事実関係が発覚した。
 稚内海保の内海雅雄部長は「誠に遺憾であり、大変重く受け止めています。今後は指導を徹底し、再発防止に努める所存です」とコメントした。

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