道開発局社会資本整備審議会 次は中川・天塩間を 音威子府バイパス開通25年

 道開発局は過日、札幌第一合同庁舎で社会資本整備審議会を開きその中で北海道縦貫自動車道(中川〜天塩)の必要性や課題について説明した。
 道開発局では、現在施工中の音威子府〜中川間の19㌔区間(令和7年度開通予定)以北の高規格道路を繋ぐ中川から天塩までの約20㌔区間での事業化に向け、北見工大の髙橋清教授を委員長とする北海道地方小委員会を設立し、委員による意見聴取を行い、地域住民や自治体からヒアリングを行うことにしている。
 第1回目の委員会には、委員5人や開発局稚内開建職員などオブザーバーが出席。開発局職員から、稚内港が産業や生活に関わる流通拠点として重要な役割を担っており、稚内〜旭川間での普通貨物車の流動が最も多いことなどの地域概況を述べ、宗谷地域で水揚げされるホタテの全国、海外への出荷において輸送時の速達性や安定性が必要なこと▽道北地域では三次救急医療機関が名寄市だけであり、稚内市からの搬送時間は全道で最も長いことなど課題について説明した。
 道開発局では今後、地域住民らのヒアリングを行い地方小委員会でルート案など検討・模索し事業化につなげて行くという青写真を描こうとしている。

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