稚内建設管理部　分屯地内に防雪柵を設置し防雪時の効果検証

自衛隊分屯地内に設けられた防雪柵

　吹雪による交通障害などを防ぐ防雪柵が設置されていないノシャップ１の道道抜海港線で、稚内建設管理部が自衛隊稚内分屯地敷地内に防雪柵を試験的に取り付け吹雪防止の効果を検証している。
　ノシャップ地区は風雪が強くホワイトアウトが生じる。このためノシャップ公園周辺から富士見方面に向かう海側道路沿いには柵があるものの、反対側には自衛隊基地との距離が近く用地も無いため柵を設置できないでいたが、今後の本設に向け建管部が自衛隊の許可を受け、ノシャップ公園寄り基地内の1カ所に仮設の柵を取り付け効果を調べている。
　ここ一帯は柵がないことで暴風雪がある度に吹き溜りが生じ歩道が雪で隠れて通行できなくなり、天候が酷い時は通行止めになるなど住民生活に影響が出ている。
　建管部の担当者は「ここ何年かは試験的に柵を設置して効果はあった。ただ風向きなど天候状況で効果も違うので、今年の取り付けた場所で、どの程度の効果があるか検証したい」としている。