保健所車庫で検査キット配布始める 市立稚内病院クラスター収束まで
新型コロナウイルスの感染が拡大し、発熱外来がひっ迫していることを受け、19日午後から稚内保健所車庫で軽症者向けの抗原検査キットの配布が始まった。
感染拡大により市立稚内病院の発熱外来がひっ迫していることから▽64歳以下で重症化リスクがない人▽発熱などの症状がある人▽薬の処方を必要としない人を対象に、市立病院のクラスターが収束するまで毎日、午後1時〜午後3時までドライブスルー形式で配布することにしている。
19日午後1時、車庫のシャッターが開くと1台の車両が訪れ、保健所職員が対象者であるか確認し、必要な人数分の検査キットを手渡していた。
保健所によると、抗原検査キットの検査結果が陰性であっても体調不良の際は自宅療養すること▽検査は症状が出てから24時間以上経過してから使用するよう求めているほか、陽性だった場合には北海道陽性者サポートセンターに登録するよう呼び掛けている。
稚内保健所の齊藤企画総務課長は「市立稚内病院の体制が以前のように戻るまでこれ以上感染拡大しないよう協力して行きたい」と話していた。