18日、自民党12支部移動政調会 物価高騰対策などの支援要望
自民党北海道第12選挙区支部宗谷管内ブロック協議会による移動政調会が18日、サフィールホテル稚内で開かれ、管内の代表者が武部衆議らにコロナや物価高騰対策での支援などを要望した。
武部衆議、吉田、三好両道議に加え、佐々木稚内開建部長、辻井宗谷総合振興局長らがオブザーバーとして出席。武部衆議が 「道や開発局と連携しながら皆さんの課題解決に向けて努力して参りたい」 などと挨拶したあと、最初に伊藤猿払村長が地域の懸案事項の支援策を要望した。
続いて9市長町村長や農協・漁協組合長らが夫々の立場で要望した中、稚内市の工藤市長は▽医師少数地域における医師の時間外労働時間上限規制の特例措置▽国境地域における交通インフラの整備・稚内自衛隊の体制強化(新規)▽脱炭素先行地域の選定▽長距離海底直流送電の道北地域への延伸(新規)▽国道40号名寄・稚内間の整備促進▽酪農生産基盤の維持と強化対策▽水産資源の管理など14項目、中田商工会議所会頭が▽特別事項として新型コロナ感染症及び物価高騰等に係る経済対策▽稚内空港の利活用促進並びに整備促進▽国土強靭化の着実な促進▽地域経済再生に向けた国の財政政策の促進など17項目について要望した。
平沢氏迎え政経セミナー サフィールホテルで220人参加
自民党道第12選挙区支部宗谷管内ブロック協議会主催の自民党政経セミナーが17日午後、サフィールホテル稚内で220人余りが参会し開かれた。
来年4月の統一地方選挙の道議選で4期目めざす三好道議は「宗谷の将来に向け、今の課題や問題の解決に皆さんの声をしっかり聞き道政や国政に繋げていきたい。コロナ禍ではありますが、皆さんと一緒に一歩でも前進できるよう頑張りたい」と、道議選で6期目に挑戦する吉田道議は「気持ちは変わっておりません。まだまだ宗谷、北海道において何をすべきかをしっかりと考えながら次も皆さんのご支持を頂きたい」と決意を述べた。
支部長の武部衆議は防衛費増額に触れ「来年1月の国会で議論し皆さんに理解して頂けるよう進めたい」とし、道議選や管内の首長選挙がある4月の統一選挙について「自治体と街と力を合わせるからこそ課題の解決と未来を切り開いていける」などと挨拶した。
続いて講演した菅義偉内閣で復興大臣・福島原発事故再生総括大臣を務めた平沢勝栄衆議は「当面の政治課題」と題し、7月の安倍晋三元総理の銃撃事件触れ「日本でこのような事件が起きることは誰も想像していなかった。警察はこんな事案が起きるとは思っていなかったから防げなかった。警備は、緊張感を持たないといけない」と指摘。最後に「国民の皆さんの意見を聞きながら間違いのない政治ができるのは自民党です。自民党なくして地域も国もない。私達は力を合わせ頑張っていく」と語った。