全日本クレー射撃 佐藤堅司さんが3位入賞 2位とは僅か1点差
日本クレー射撃協会主催のクレー射撃全日本選手権大会(10月22、23日福岡県立総合射撃場)に出場した稚内の佐藤堅司さん(58)がスキート種目で3位に入賞した。
佐藤さんは平成7年からクレー射撃を始め、今年で27年目のベテラン。萩見地区で銃砲火薬店を営む傍ら、全国大会に多数出場する経験があり審判員としても活躍。今年2月、三重県で開催された国体の代替大会で、スキートの個人種目で優勝し、全日本選手権への出場を決めていた。
スキート競技の日本一を決める大会には、佐藤さんをはじめ全国トップクラスのプレイヤー32人が出場。佐藤さんは、125枚のクレー(円盤型の的)を撃つ予選で118点を獲得し、上位6人がファイナルに進出できる予選を2位で突破。決められた数の的を撃ち点数が下位の人から脱落していくファイナルで大会で2位になった選手と僅か一点差で敗れ3位に入賞した。
これまで全日本選手権に数回出場し、過去最高の3位に入賞した佐藤さんは「今年はコンディションが良く優勝を狙っていただけに嬉しいより悔しい思いの方が強い。ただ、銅メダルを貰えたということは嬉しく思います」と大会を振り返り、今大会で3位入賞したことで来年の選手権大会への出場切符を手にしたことに「本業との兼ね合いもありますがコンディションを維持して来年こそは優勝したい」と意欲を燃やしている。