時の話題 「歌謡祭の中止」

 みなと南極まつりに続き名士カラオケ歌謡祭も餌食になるとは。4カ月たってもコロナは衰えること知らず、いわば人間社会で君臨している。
 今年も残り1カ月となった。2年前の20年2月からのコロナによって人類は散々痛めつけられ▽マスク足りずドラッグストアに長蛇の列ができ▽志村けんさんら有名人が亡くなりコロナの恐ろしさを知り▽国の観光喚起策GoToトラベルで旅行楽しむもその後、感染拡大▽ワクチン接種が進み高齢者の感染と死亡減るも若者の接種は遅々とし▽重篤化するデルタ株から重症化しないと言われるオミクロン株が主流になるも▽その安心感から来る軽挙によって感染が増え▽悪魔のウイルスは子ども達にも触手を伸ばし▽挙げ句は昨今のコロナ史上最多の感染拡大―との時系列を踏み今日に至る。
 名士歌謡祭開催の可否について主催する稚内市文化協会の中川会長は「感染が拡大した場合、開催日が迫ってきても中止することがある」としていたが、開催することを決めた当初は、中止は予防線であり現実化しようとは思っていなかったであろう。
 だけに文化協会はじめ出演者(団体)のショックは小さくなかったであろうと推察され御同情申し上げる。
 個人的には、みなと南極まつり、名士歌謡祭とも全く関心がなく事実、歌謡祭は記者現役時代含め会場さえ顔を出したことがない。港まつりも今、中学1年の孫が赤ん坊の時に踊り会場に行ったくらいだが、開催を待ち望んでいた市民は少なくなくおり残念な顛末となった。

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