時の話題 「憤りを押し殺して」

 札幌で気持ちがむしゃくしゃして赤信号を無視し、交差点に猛スピードで突っ込み、追突された車の女性ドライバーが亡くなった。
 33歳の運転手は、危険運転致死傷で送検されたが、余りにも身勝手な人の命を顧みない行動は許されるものでない。
 命を63歳で奪われた本人の無念さは勿論、家族の憤りは察して余りある。
 先月29日には、大阪市の阪神高速道で起きたあおり運転。右側車線から猛スピードで追い抜き、突然目の前で急ブレーキを掛ける。避けようとする行く手を阻むように停車し、降りてきた運転手が女性ドライバーの車の窓の隙間から手を入れこじ開けようとする。
 ドライブレコーダーの映像からは、停車させられた状況しか分からないが、急いでいるのに制限速度で走る女性ドライバーに腹を立てたとしたら、これも自分勝手であり急いでいるならそんな行為をせずそのまま走り去れと言いたい。この50代会社員は妨害運転の疑いで書類送検された。
 この一件で信頼を失い、本人そして会社も大打撃だろう。以前、赤ちゃんを抱いた若い母親の前に立った男性がおり車内が混んできたせいか 赤ちゃんがグズリ出すと、その男は「さっさと黙らせろ」と大声で怒鳴ると「あんたの大声の方が迷惑だ」と回りから言われ、次のバス停で降りて行ったとネットに投稿されていた。
 気に入らない事がある度、他人に当たるのは人の道としてどうなのか。
 皆、大なり小なり憤りを押し殺して生きているし、それが世間というものだ。

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