友好の絆 確かめる 石垣市訪問団 中山市長ら工藤市長らと交流
沖縄県石垣市と稚内市の友好都市締結35周年を記念した石垣市民訪問団一行が22日午後稚内入りし、宗谷岬で世界平和の鐘の鐘打式や稚内市主催の歓迎会などに臨み稚内との友好都市の絆を深めた。
訪問団は、中山義隆市長を団長にした市民33人。石垣から飛行機を乗り継ぎ22日夕方、千歳便で到着した。23日は宗谷岬公園にある世界平和の鐘で稚内市赤十字奉仕団と共に世界の恒久平和を願い、鐘を鳴らした。
式終了後、日本最北端の地の碑で訪問団全員で記念撮影をした中山市長(55)は5年ぶりの稚内訪問に「久しぶりに来て懐かしく温かく出迎えて頂き有難い。互いの祭りや食などで交流を更に深めていきたい」と本紙の取材に応えていた。
この時期、石垣市での気温は25度を超えているのに対し23日の稚内の気温は8度。稚内を初めて訪れたという女性は「向こうは冬でも10度を切ることはないです。寒いですが良い街ですね」と話していた。
一行はこのあと、ノシャップ岬や稚内公園などを観光。夜は文化センターでの歓迎交流会に出席し工藤市長らと交歓した。
24日は千歳便で札幌に向かった。