先週のことども
本17日から以前、本紙創業者前田彰翁が執筆していた「先週のことども」を復活することになりました。34年ぶりのことです。
新聞は面白くなければならないと、この10年来、前田の遺志を受け継ぎ、筆者個人もあと2年経てば大台(古希)を迎えようとする中、原点に還り稚内プレスの精神を次代を担う社員諸君に生きざまとは言わぬも幾らかでも参考にしてもらえばと祈念し復活することにしたもので、土曜日の「週末雑感」、平日の「時の話題」(うち数回は藤原参事担当)土・日曜の週末を過ごした週始め月曜に、社会や事件・事故、稚内のこと―など事象の感想など書き連ねていこうとするもので、読者の皆さんには余り身構えず読んで戴くと有難い。
長い前書きを終え本題「先週のことども」を入稿する次第ですが相変わらず世の中では不条理な出来事が起きており、メディアの端くれとして15~21日までの「秋の新聞週間」について所信を述べることにした。
何やらかんやら新聞週間の高邁なテーマを論ずるつもりはない。真実を勇気を持って伝える▽社会の木鐸たる紙面づくり▽権力におもねらない等々、地方新聞として使命はあるが、筆者個人が最も大事にしていることは不正を行わない、嘘をつかないということである。
悪口など他人の事を書く立場にある媒体としてズルはしないということで、自らに都合の良いようにせず、厳格な報道魂を持つことの難しさを体得しているからこそ実践して行かなければならないと肝に銘じている。