動物の命の大切さを語る 連Pの講演会 坂東旭山動物園長

 市連合PTAなど主催の稚内市教育講演会が12日夜、文化センターで開かれ、参会した教員や保護者らが命の大切さについて学んだ。
 会場に参集した人とオンライン配信を視聴した270人を前に、工藤市長は「命の大切さを伝える教育は自己肯定感を高めいじめ抑止などにつながる。一緒に考える機会にして欲しい」と挨拶。続いて旭山動物園長でボルネオ保全トラストジャパン理事を務める坂東元さんが「伝えるのは命の輝き」と題し講話した。
 坂東さんは江別畜産大学を卒業後、廃園寸前だった旭山動物園に就職。動物たちのありのままの姿を見せることに重きを置いた〝行動展示〟についてのエピソードや動物と向き合う上での死生観などについて語った。
 動物たちとの出会いや別れ、リスクを背負う飼育などに挑んできた経験から、全ての生き物には平等な命の尊さがあること、死は忘れるものでなく存在する人の心の中で生きるものであると説き「動物園で命を預かることが正しいかどうかは分からないが、動物を主人公にした命との向き合い方を考えてきました。潜在的な能力を一つでも引き出せる営みをこれからも続けたい」と話していた。(寺本享平)

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