天北堆

 春と違って冬間近の大沼へのハクチョウ飛来には物悲しさを感じる。野鳥の渡りの季節を迎え住処のシベリアなどから暖かい本州に向かう途中に寄り羽を休める◆昔、大沼はハクチョウなどの中継地ではなかったが、声問で漁業を営む吉田敬直さんが発泡スチロールで作ったダミー人形を浮かべ、拡声器でハクチョウの鳴き声を流し誘き寄せるという苦労の末、渡り鳥が一休みするようになった◆〝白鳥おじさん〟と呼ばれた吉田さん無くして大沼のハクチョウは語れない。後はしっかり引き継ぐだけである。

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