「風車建設は慎重に」 稚内そよ風の会が主催 佐々木北海道自然保護協会理事が講演

 稚内そよ風の会主催の講演会「このまま風車を増やしていいの?宗谷管内及び北海道における風力発電の現状と問題」が2日、市立図書館で開かれた。
 管内などで稼働している風車が自然環境や景観などに与える影響などを知る機会にと開かれた講演会には、市民ら20人余りが参加し北海道自然保護協会常務理事、風力発電を地域から考える全国協議会共同代表を務める佐々木邦夫さん(石狩)が講演した。
 稚内で市議会議員を務めたこともある佐々木さんは、道内各地で建設中や計画中の風車について脆弱な地盤に建設しようとしている業者がいることや、観光地の景観に影響があることなどについて説明。管内でも今後、多くの風車が建設されることで貴重な野鳥が飛来することもある管内の自然に与える影響や小型風車による低周波音が人体に与える影響など多くの懸念事項があるとした。
 風車の建設により地域に与える経済効果については、固定資産税などの収入は微々たるもので施工する業者は殆ど地元ではないことから地域に対する恩恵は少ないものと考えられるなどと話した佐々木さんは「壊れた自然を再生するには長い年月を要するので風車建設は慎重にする必要がある。住民を置き去りにした計画にせず電力需給のバランスに見合った風力の普及を目指すべき」などと警鐘を鳴らしていた。

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