北防ドームなど街中歩く　和服でおもてなし委　横浜の４０代女性

　稚内和服でおもてなし実行委員会（竹内ひとみ代表）による街歩きツアーで来市した横浜在住の女性が着物姿で北防波堤ドームなど中央地区を散策した。
　初めての稚内旅行で出発前にインターネットで景勝地など行き先を調べていたところ、街歩きツアーを見つけて興味を持ち申し込んだという長尾麻衣子さん（41）は一週間ほど前、稚内駅前、北防波堤ドーム、北門神社、旧瀬戸邸の順で見学した。
　竹内さんから着物を着付けてもらった長尾さんは、最初に稚内駅前広場で稚泊航路が運航されていた時に北防波堤ドームまで続いていた線路や車止めなどのモニュメントなど見学。ドームでは航路の歴史などを竹内さんから教わっていた。
　4時間ほど街歩きを終え長尾さんは「地元の方に詳しく教えて頂き楽しかったです。初めて来た稚内が大好きになり来て良かったです」と話していた。
　今年はフランスからの一家や、幌延で働くインドネシア女性ほか道内外の旅行者が街歩きツアーに参加。コロナ水際対策で来月11日から日本への入国者数の上限が撤廃され、個人旅行も解禁されることに、竹内さんは「外国人旅行者数がコロナ前に戻るのは時間がかかると思いますが国内外問わず、稚内に来て頂く旅行者に稚内のことを好きになって頂けるよう、しっかりとおもてなしをして行きたい」と話していた。