特殊詐欺防止に手柄 田村稚内署長 信金職員に感謝状贈る

 稚内署は29日、特殊詐欺未然防止に寄与した稚内信金南支店の玉井英嗣次長、池田憲矢支店長代理、飛鳥美咲さんに感謝状を贈った。
 9〜12日にかけ、管内在住の70代女性の元に、不動産会社を名乗る男から「福祉施設の入居権が当たったので譲って欲しい」との電話があり女性が了承した後、別の福祉施設職員を名乗る男から「名義貸しは犯罪。施設職員が入居手数料1000万円を肩代わりしているが、後で返金できるので210万円振り込んで欲しい」との電話があり、信金南支店の窓口を訪れた女性の話を聞いた職員が詐欺の手口だとして通報した。
 田村署長から3人に感謝状、北海道警友会稚内支部から記念品などが贈呈された。
 玉井次長が「日頃の訓練の成果が活かされた。今後も職員一丸となり詐欺被害防止に努めたい」と話すと、田村署長は「稚内信金さんの職員教育が行き届いている成果です」と称えていた。

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