荘厳な商売の稚内稲荷神社社殿竣工 きょう相沢社長ら参列し奉祝祭
秋雨がそぼ降る24日、北門神社本殿前に建立された稚内稲荷神社の竣工奉祝祭が、稲荷神社建立全額を寄進した相沢食料百貨店の相沢誠吾社長はじめ家族、石塚宗博稲荷神社奉賛会長ほか神社関係者らが出席し催され、〝商売の神様〟稲荷神社の完成を祝った。
老朽化が目立ってきたことから今年、創業100周年という節目を迎えた相沢食料百貨店の相沢社長から建立費寄進の申し出があり建設されたもので、新社殿は色鮮やかな赤色で彩られ荘厳な神社になった。
奉祝祭は修祓の儀、祝詞奉上など儀式が山本北門神社宮司らによって執り行われ、参列した20人余りの関係者が玉串を奉てんした。
参列者を代表し相沢社長は「大正12年で建立され老朽化が目立ってきたことから山本宮司に相談し着手するも宮大工の知識と技能が必要な建立に携わった石塚建設興業の方々のご苦労を察し感謝申し上げるものです。市民の心のよりどころ、祈りの場となるよう、また相沢商店もこれを機に市民の皆さまにご愛顧戴けるよう努めて参ります」と挨拶した。
最後に山本宮司は「竣工をお祝いすると共に全国的に珍しい子ども抱いたキツネの石像も慈しんで戴ければ有難いことです」と話していた。
「本殿で天照大神などの紙芝居」
24日、稚内稲荷神社竣工を祝う紙芝居が北門神社本殿で行われ、紙芝居師なっちゃんが天照大神と商売の神様・稲荷神社の話をした。
稲荷神社竣工を祝って行われたもので、30人余りの家族連れを前に子どもにも分かるよう現代風にアレンジした作品を披露した。