密漁撲滅に監視の目 合同出動式 稚内署、海保、振興局
稚内署、稚内海保、宗谷総合振興局合同の密漁防止に向けた安全パトロールの出動式が15日夕方、北防ドーム前で行われ、基幹産業である水産業の密漁撲滅を共有した。
全国的に密漁が多発していることから、関係する3団体と合同でそれぞれが所管する海岸での取り締まりを強化することにした。
15日の出動式には、3機関のほか、稚内漁協、宗谷漁協、稚内市防犯指導員協議会から合計50人が参加。内海海保部長が稚内でナマコを密漁した8人を逮捕したことに触れ「今回検挙したのは氷山の一角。関係機関と共に一丸となって取り締まりを強化したい」と挨拶。続いて辻井振興局長が「密漁が行われない環境づくりに取り組みたい」、田村稚内署長は「多くの住民が豊かな海と関わり生活を営んでいる。一致団結し大切な海を守りましょう」などと述べた。
佐藤稚内署生安課長が出発申告したあと、パトカーなど10台、警備艇そうや、道の漁業取締船北王丸がパトロールに向かった。