稚内地方、今晩から最大30㍍の風 台風11号日本海北上し

 稚内地方気象台は5日午後、北上し北海道に接近している台風11号に関する説明会を開いた。森田克也観測予報管理官は「外に風で飛びやい物がある時はきょうの夕方までに屋内に入れてほしい」などと注意を呼びかけている。
 台風は6日夜までに日本海で温帯低気圧に変わる見込みだが、稚内は6日夜から7日にかけて南東のち南西の風が非常に強くなり、海は大しけとなる。陸上で最大18㍍の強風、瞬間的には30㍍に達する見込み。波は6日夜から4㍍、7日はうねりを伴って6㍍の高波が予想されている。
 気象台では6日夕方か夜までに暴風、波浪警報を発表する見込み。森田管理官は「風が弱い時間帯に風で飛びやすい物をしまってほしい。稚内は7日午前7時過ぎに満潮になり、沿岸は高波により危険な状態となるため海には近付かないでほしい」などと警戒を呼びかけている。

「開運で19日ぶりに夏日」

 台風11号の北上と共に南からの暖かい空気の影響で6日午前、稚内開運の気温は8月18日以来19日ぶりに夏日となる26度まで上がった。
 稚内地方気象台によると、声問26・8度、沼川26・1度。午前11時過ぎ、駅前広場にある温度計は27・8度を表示していた。道行く人は「これから台風が来るのに晴れて穏やかで、なにかしら不安です」と話していた。

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