「友達、家族の安寧を」 南小で平和学習 遺族会の山口さんが講話

 南小で1日、平和学習があり大韓航空機撃墜事件遺族会の山口真史さんが平和への考え方について講話した。
 命と平和の尊さなど学んでほしいと、稚内が制定する「平和の日」に合わせ行われたもので、不登校や高校中退者向けの学習塾NEW―LOOK(兵庫)を経営し、大韓航空機撃墜事件遺族会員でもある山口さんの講話を6年生56人が聴講した。
 山口さんは39年前、冷戦下で発生した事件について当時2歳だった自分と2人の姉、そして母を残して父が犠牲になったことについて触れ、この事件が家族に大きな影響を及ぼしたとし、世界全ての国が平和に過ごすことは難しいこととしながらも「先ずは身の回りの友達や家族との間で平和を保ってほしい。成長するにつれてその平和の輪を広げていって欲しい」と話していた。

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