週末雑感
昨日午前中、機船市場から社に戻る道すがら小学高学年の遠足に出会した。何でもない光景なのだが、何かしら新鮮に感じペンを執った。
コロナによって我々が当り前のようにやってきたことが否定されるが如く「人が集まる所に行ってはダメですよ」「食事の際、声出しは厳禁」などとマスク着用含め規制される中、流り廃りはあろうが第7波まで来てしまったこともあり内向きと言うのか殻に閉じ籠る生活を強いられ、人との交流イコール向上とするならばだ何の成長もない無為な2年7カ月を過ごしてきた事になる。
巣籠りも悪くはないが成長盛りの子どもや若者にとっては障壁以外の何ものでなく、思料するに子ども達を預かる幼稚園・保育所、小中学校の先生ら関係者の苦悩は察して余りあり同情申し上げる。
その一方、高齢者はさほどの苦痛は無かった(筆者がそうであるから)とみられるが、お年寄りだって千差万別、色々な思考と行動をする人がおり、いわゆる活発な御仁にとって耐えられぬほどの2年7カ月だったか。
今もそうだが、コロナ禍に打ちのめされた代表格は飲食業と旅館・ホテルなど観光業であろう。人口減によって往時に比べると青息吐息の経営だったスナックは災禍の長期化により絶望的な状況に陥り廃業した店も随分出ているやに聞く。
禍中最初のうちは給付金で凌いできたものの、こう長くなると国など支援も水で薄められ更なる閉店の動きも。昼は未だしも夜になると思い沈む方々おられよう。朝が来ないのではと。