時の話題 「ふるさと」

 故郷、古里とも書くふるさと。盆入りし地方から稚内に来た人もいるだろうし、逆に地方に出掛けた人もいるだろう。
 ふるさとは遠きにありて想うものと昔の人が言っていたが、今ほど交通機関が発展していなかった頃の話で今は日本ばかりか世界中の行き来が至便になった。
 その至便さが仇になったのがコロナ感染症の世界的蔓延(パンデミック)であり2年半以上も続いている。オミクロンBA・5に至っては一日の新規感染者数が世界中で一番多いのが日本だという。
 コロナ禍中、昨年まで2年間のお盆は「ふるさとは遠きに在りて思うもの」と耐え忍んできたが、感染者が爆発的に増えているものの重症化率が極めて低く、政府も行動自粛を強く呼びかけないこともあって今年は何処も彼処も〝大入り満員〟の呈である。
 稚内など宗谷管内にも相当数の帰省客と旅行客が来ており、過日の本紙写真のとおり利礼両島への乗船客の長蛇の列はすさまじいものがあった。
 筆者も休刊中、墓参りに紋別まで行ってきたが、交通量たるやコロナ禍、いや、それ以前とも比べ格段の多さで、とりわけバイクの多いこと。老若問わず辛抱していた糸が切れたような感さえした。
 全国的には一日感染者が25万人を超え、30万人もの危惧をしていたものの、この数日は10万人台まで減り稚内の感染者は14日20人まで減ったが、感染者1人には必ず濃厚接触者がいるので仕事を休まずを得ず、感染者が減ってきているとはいえ社会が正常化するには月日が掛かりそう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です