週末雑感
いつもの事だが何かと忙しい1週間であった。4回目の新型コロナウイルスワクチンを打った2日、稚内市の広報より「みなと祭りが中止になったので今週金曜日掲載の広告を見合わせてください」との電話があった。記事も広告も担当者がいるので社長の筆者にわざわざ電話くるのは滅多になく訝しんで話を聞いていると案の定、当社にとって不利益になることであった。
1カ月以上かけ営業していた結果が(みなと祭り)開幕4日前の突然の中止勧告であり当社の損失は営業用のガソリン代など含め200万円になる。
振っていた旗をいきなり無きものにしたことに実行委員会側は「感染者が増えてくるので市民を守るため」などと理屈を述べるも筆者に言わせれば詭弁に過ぎない。京都の祇園祭しかり夏のイベントはほとんど開催されており、如何せん開幕4日前まで開催可否を引っ張ったことも大いなる問題だ。
たかだか夏まつりの開催で早めの可否を判断できない稚内市はマチづくりに関し今後適切に対処できるのか。そこまで心配するほど今回の問題は小さくなく担当者の資質が問われている。
市民の中にも「他の町ではやっているのに稚内は何故」と不可解な決定に反対する意見も少なくない。
敢えて申し添える。決断する時はちゅうちょなく早く下し変な期待感を持たせぬようしたらいい。裏切られると憎悪の念が増す。人の恨みは恐いものでそれまで与していた者も離反することがある。
その心情を重々承知し日々執務に当るべきである。