紅灯街で感染予防啓発 稚内市職員 拡大防止に黙食など勧める
宗谷管内での新型コロナ感染拡大を受け、稚内市は3日夕方、オレンジ通りと中央仲通りで感染防止対策の徹底を呼び掛ける啓発活動を行った。
これ以上の感染拡大を阻止するため、市独自の今月14日までの感染予防強化期間の取り組みとして、3日午後6時から市企画総務部の職員12人が2班に分かれ、繁華街に夕食を食べて来ていた市民や旅行者に「コロナの感染者が増えています。気を付けてください」と声を掛け啓発グッズを配った。
繁華街での啓発は5日、10日、12日も同じ時間帯で行うことにしており、田中克良企画総務副部長は「感染拡大が収まらず、楽しい会食に黙食などを求めることは心苦しいことですが、命を守るため感染対策の協力をお願いしたい」と話していた。
市では啓発のほかに市役所庁舎に「こまめな手洗い」「手指消毒」「マスクの着用」「換気」「黙食」などと書かれた懸垂幕を掲げ感染予防対策の協力を呼びかけている。