時の話題 「再び感染拡大か」

 参院選候補者の熱気が乗り移ったかのように朔北の稚内にも夏がやってきた。南米ペルー沖の海水温が低いことで生じるラニーニャ現象により冬の積雪量多く夏も暑くなるだろうとの予報があり織り込み済みとはいえ、コロナの再拡大もあり熱中症が心配だ。
 コロナのオミクロン株はBA・1→2、そしてより感染力が強いBA・5に置き換わったとされ、十日ほど前の楽観論が吹き飛んでしまった。
 11日23時59分時点での感染者は全国で3万7143人。東京都は6231人、北海道も602人と4日前の7日現在に比べ減っているものの、感染が拡大している。
 6月以降の全国の一日の感染者は2万人台1万人台の日が多かったものの、13日に7956人、20日には7797人まで減るも7月に入ると東京など大都市圏を中心に増えてしまい10万人以上にもなるという予想もある。
 感染が収束に向かっているという状況もあり経済と相俟って人の動きも活発化してきた結果なのだが、専門家の指摘する通り爆発的な感染拡大も懸念されており第7波拡大も懸念されてきた。
 学校の夏休み、お盆もこれから来るので次なる拡大期の到来は必至であろう。
 幸い稚内はこの2週間の感染が極めて少ないが、利尻富士町と豊富町は増えている。管外からの旅行者によって拡大していると稚内保健所はみており今後は十分注意しなければなるまい。
 このウイルスのしつこさは常識外のことであり解放されようとする気持ちを抑えることが肝要になる。

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