北方植物園で珍花コマクサ開花 1~2週間が見頃
百年記念塔下にある稚内市北方植物園で、高山植物の女王と呼ばれる珍しいピンク色の花「コマクサ」が開花した。
道内は知床半島や大雪山系、本州では日本アルプスなど標高の高い一部の山に自生するケシ科の植物で、植物園を管理する稚内山野草同好会が、道内の園芸店から20株ほど購入し管理小屋近くの花壇に植えたところ1週間ほど前から開花しているのが確認された。
暑さに弱い高山植物で、他の植物が生育できない過酷な環境下で花を咲かせるコマクサは、6月上旬にかけて寒い日が続いたことで花を咲かせたようで、24日現在、5株ほどが開花している。
スタッフは「何年も前から植えていたが、花を咲かせず、今年は寒かったことと土を入れ替えたことが良かったようだ。1~2週間は咲いていますので稚内公園に来た時は是非見に来てほしい」と話していた。