フローティングドック更新 稚内港湾施設 クレーン2基など装備充実
稚内港湾施設にフローティングドック「第二宗海号」(6500㌧)が新たに配備された。年代取締役工務部長は「以前まで使用した船より機能が優れクレーン船の整備などに活躍するだろう」と期待を寄せている。
20年間ほど使用していたドックの後継として、東京の建設会社が所有していた中古船を購入し今月8日に稚内港に回航した。
道内では2番目の大きさを誇る新たな船は全長62㍍、幅40㍍とこれまでの船より14㍍長く、幅は7㍍大きい。最上部には12㌧級の旋回式クレーン2基などを備えており、クレーン船の整備や防波堤などに使用する大型のケーソン製作などを担うことになる。
係留されている北洋埠頭第二岸壁で24日から船体の塗装作業などが始まり、今後は乾ドック作業などの合間を縫いながら船体に会社名やロゴ、船名などを入れていく。
秋には留萌や稚内の建設会社から受注したクレーン船の整備などを行うことになっており、年代部長は「道内にあるクレーン船は殆ど入渠させることが出来る。大いに機能を発揮していきたい」と話していた。