時の話題 「ガソリン高いこと」

 稚内市内のレギュラーガソリンの1㍑価格がセルフGSで170円を超えた。筆者の記憶では政府から確か40円以上の補助金が出ている筈なのに前の価格から一気に6円を上げるというのは一体どういうことなのか。納得できる説明をしてほしいものだ。
 政府からの補助金は石油元売りに給付され、その後、GSに支給されるだが、余りにも原油が高騰してしまい補助金があっても値上げを抑えられない状況にあるという事なのか。
 ウクライナ情勢を受けてのエネルギー価格の高騰による政府の業界への補助金拠出の問題点は末端のGSまで行き届かないのでは―ということだったが、現下の値上げ基調はその論拠を肯定するものであり我々消費者として納得できるものではない。
 今や灯油を含めた燃油は生活に欠かせないものであり、とりわけ広大でかつ冬の暖を取らなければならない北海道はガソリン、軽油と灯油が高くては輸送コストは上がるし家計への負担も大きく経済が回らなくなる。
 原油高騰は世界的状況とはいえ為替の円安も大きな要因であり、政策金利を上げようとしない日本銀行に対し国民は声を上げ今の金融政策を変えるよう求めなければならない。
 GS各所も辛いものがあろう。セルフでは従業員に文句も言えないが、フルサービス店では従業員に憂さ晴らしする人もいるだろうし気の毒な事である。
 ウクライナの戦争は識者によると長引きそうだという。数年続くとしたら、その影響は計り知れない。戦争を終結し日常を取り戻さなくてはならない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です