天日に当て乾燥中 国内で9割シェアの棒ダラ
富士見地区の北海組で、棒ダラを陽射しに当て乾燥させる天日干し作業を行っている。
棒ダラ作りは風が強くなければならないという条件が必要で稚内の気候は最適で、国内の生産量の9割を占める。大きいもので10㌔前後ある真ダラを納屋掛けしビニールシートで覆って熟成させる稲倉という作業工程を経て、天日干しを何度も繰り返し完成させる。
北海組での天日干し作業は1カ月ほど前から始まり、テニスコート一面ほどの干場に、快晴の日など天候が良い日を選んで午後3時過ぎまで棒ダラを乾燥させる。
完成まで何度も行う天日干し作業に従業員は「この作業を繰り返すことで、身が締まり旨味が増す」と話していた。